法人について

特定非営利活動法人レジリエンス教育研究所

はじめまして、特定非営利活動法人レジリエンス教育研究所(レジラボ)です。 私たちは、主に子どもや若者への防災教育を通じて「災害に強い未来社会の実現」を目指しています。 歴史的に何度も大きな災害を経験した我が国は「災害大国」であり、そのたびに人々は知恵と力を合わせて苦難を乗り越えてきました。私たちが掲げる「レジリエンス」は「しなやかで強い力」を意味する言葉であり、近い将来起きると言われている大災害でも誰も命を失うことのない強い社会の実現に取り組む私たちの強い決意を表す言葉です。 私たちは理事全員が日本防災士機構認証防災士の資格を有し、各々のフィールドにおいて様々な視点から防災活動に携わってきた防災のプロ集団です。各々の知識と経験、実践で培った力を結集し、あらゆる災害から未来を守る「オールハザード防災教育」の実践と調査・研究に積極的に取り組んでまいります。  

特定非営利活動法人レジリエンス教育研究所は、
あらゆる災害から人々の命と都市の未来を守る「オールハザード型の社会」の実現に貢献します。

持続可能な開発(SDGs)及びそのための教育(ESD)の理念に沿い、専門的かつ実践的な立場から、特に児童・生徒・若年者を主な対象とし、災害に立ち向かい、困難に直面しても力強く乗り越えていくレジリエンスの向上に資するため、防災・減災に関連する教育活動及び情報発信に取り組みます。

ロゴマークに込めた思い

私たちのテーマカラーは「オレンジ」。
みずみずしい感性で人や街を明るく元気にしたい、そんな思いを込めました。

モチーフは「カモミール」。花言葉は「逆境から生まれる力」です。
たとえ踏みつけられても再び上を向いて生えてくるカモミールの健気でたくましい姿は、私たちがめざす「レジリエンス」をシンボリックに表現しています。

そして、カモミールの花に寄り添う蝶。
海を越えて何千キロも旅をする蝶の姿を通して「グローバルな視野」と「行動域の広さ」、そして「苦難に負けない心」を表現しています。

レジリエンスに幅広く取り組むために
正式なロゴマークに加えて、私たちのめざすSDGsのゴールに対応したカラーバリエーションを制作中。*近日公開

ゴール4「質の高い教育をみんなに」
ゴール11「住み続けられるまちづくりを」
ゴール13「気候変動に具体的な対策を」
ゴール14「海の豊かさを守ろう」
ゴール15「陸の豊かさも守ろう」
ゴール17「パートナーシップで目標を達成しよう」

代表理事ご挨拶 佐伯嘉弘 未来BOSAIチーム 代表、大阪市消防局OB

みなさま、こんにちは。代表理事の佐伯嘉弘(さえきよしひろ)と申します。

本法人は設立5周年を迎えました。
この間、大阪市委託業務として「男女共同参画と防災」をテーマにしたワークショップと啓発動画の作成のほか、津波高潮ステーションや大阪三大水門での学習会、さらに、横浜市や熊本市での「ぼうさいこくたい」での出展のほか、他団体との共催事業にも取り組んでまいりました。

今年、新たに2名の理事を迎えました。全員が「防災士」として専門分野を持つエキスパートばかりです。私たちが共に防災に取り組むことで、レジラボの活動をますます強くしてまいります。

社会を見渡すと、近年、気候変動などによって自然災害のリスクが高まっており、東南海地震も時間の経過とともに切迫度が高まっています。少しでも被害を軽減するためには「備える」ことが重要です。特に日頃からの防災訓練や防災学習会への参加、食料備蓄などが基本的な備えとなります。

一方、地域での防災訓練を顧みると、こどもや若年層の参加が不足し、次世代を担う若者への防災教育や地域での実践の促進は喫緊の課題と言えます。

我々「レジラボ」は今後も設立趣旨に掲げております、子どもや若者への防災教育を通じて「災害に強い未来社会の実現」を目指してまいります。

本法人は、今後も積極的に地域防災の現場で皆さまと共に活動してまいります。

 

 

役員紹介

 

   

副代表理事
筒井 俊博(つつい としひろ)

大阪の泉州地方の海沿いに住んでいる私にとって、南海トラフ地震には非常に強く危機感を感じています。この災害から家族や大切な人を救うにはどうしたらいいのかを考えて防災士の資格も取りました。 防災の専門家の方々にご指導いただきながら、私のIT関連の経験が、少しでも防災意識を広げるためのお役にたてるよう精進してまいります。

 


専務理事
出水 眞由美(いずみ まゆみ)

防災士、防火・防災管理者。ママコミュ!ドットコム代表。東日本大震災を機に子ども期からの防災教育活動を開始。家庭での備えを学ぶ「TKB+Cカード」(NHK大阪拠点放送局と共同制作)や、英語版防災カード「E-Bosai Card」などの教材を制作。災害時の食環境の激変に対応するため、非常食と身近な食材を用いたメニューや宗教や食物アレルギーへの対応法を記したレシピブックを制作。メディア出演やイベント登壇実績も多数。  

出水 季治
理事
出水 季治(いずみ すえはる)

地域活動の中間支援組織において様々な課題に直面する中で、年齢・性別問わず全ての人に関わりのある「防災」に注目。より多くの人を巻き込むべくカードゲームや動画コンテンツの制作など「楽しみながら、しっかり学ぶ」をテーマに、次世代の力を取り込んだ防災活動を推進。現在は行政職員にステージを移し、防災を通じたまちづくりに取り組む。プライベートでは妻、息子と共に家族全員防災士の「ぼうさいかぞく」として活動中。


理事
多田 裕亮(ただ ひろあき)

防災士。大阪防災企画代表。大阪関西万博を機に防災意識を高めるべく活動している。地域の防災訓練や学習会の支援、防災さんぽやまちあるきのコーディネーター、学校での防災授業、防災啓発イベントの企画運営などを行っている。


京都大学大学院情報学研究科博士課程3回生、日本学術振興会特別研究員(DC2)。京都大学工学部卒業、同大学大学院情報学研究科修士課程修了後、2021年に同研究科博士課程に進学。研究テーマは「AI技術を用いた建物被害検出」であり、災害対応や防災情報システムが専門。防災士資格を生かした地域防災活動や学生団体への参加など若者の視点を生かした防災活動を行っている。