グローバルユース防災サミットの活動実績 2021から2025に向かって

2021年4月以降、大阪・関西で防災に取り組むユース(10代、20代の若者)が「災害に強い大阪の実現」と世界に視点を置いた「世界的共助」を目指して活動を続けています。

活動のきっかけ

地球沸騰化が進展し、世界レベルで災害が多発し、激甚化しています。私たち大阪においても、近い将来起きると言われている南海トラフ巨大地震や大津波による被害は計り知れないものになると予測しています。

○防災の大切さをもっと多くの人に伝えたい、共有したい。
○災害時に弱い立場に陥る人たちの命も守れる社会を作りたい。

2025年に地元大阪で開催される万博に向けて私たちは活動を開始しました。
大阪の子ども全てが参加できる防災ユニットである「チームU15防災」(TEAM EXPO 2025共創チャレンジ)を立ち上げ、万博のテーマである「いのち輝く、未来社会のデザイン」に共鳴し、「防災力日本一の大阪」の実現に動き出しました。

世界を見渡すと、「防災」は日本だけの課題ではなく、地球沸騰化の影響などによる様々な災害が発生し、尊い人命と社会の未来を奪っており、私たちが取り組む「防災」は今や、世界共通語の「BOSAI」として、地球規模で取り組むべき課題であると考える人が増えています。

私たちにとって記念すべき第1回のサミットは2021年10月30日(土)。大阪の姉妹都市であるドイツの「ハンブルク市青少年消防団」をパートナーに迎え、日独の防災の現状と課題について共に学び合い、伝え合いました。2021年は日独交流160周年という記念の年であり、両国の新たな交流の歴史を切り拓く、まさしく「運命の年」となりました。

2022年には、日本と同じ地震頻発国のトルコのユースとご縁がつながり、共に長い歴史の中で確立してきた地震への対応や災害時の備えなどについて小学生から大学生まで幅広い年代の学生たちが自分たちの視点から防災をどう考え、どう取り組んでいるのかを伝え合いました。
歴史や文化の異なる国では、防災の考え方や方法も違うことを知り、ユースたちの関心は防災から国際理解へ広がりました。文化プログラムでは、お互いの国のお菓子やアニメの話で盛り上がり、どちらのユースも笑顔で語り合う姿が印象的でした。

2023年2月にはトルコで大規模な地震が発生し、家や学校が大きな被害を受けた地域の子たちの安否を心配する声が高まり、ユースたちができる支援について考え、行動しようという機運が高まりました。3月には次世代BOSAIフォーラムにおいてトルコに向けたメッセージの発信と支援募金の呼びかけを行いました。

沿革

2021年1月グローバルユース防災サミット実行委員会の設立会議開催

3/5(金)大阪・関西万博2025まで1500日! 【チームU15防災】が始動!
3/15(月)<プレスリリース>チームU15防災 公式ページ開設
3/31(水) 「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジ登録されました。(公社)2025年日本国際博覧会協会様から正式な登録完了通知をいただきました。
4/1(木)グローバルユース防災サミット実行委員会が正式に発足

これまでの活動実績
2021年度
4/1(木)「グローバルユース防災サミット実行委員会」設立
4/10(土)2021キックオフ
6/26(土)「TEAM EXPO 2025 共創チャレンジ キックオフミーティング」登壇
7/31(土)日本チーム結団式(オンライン)開催
9/26(日)「日独フレンドシップミーティング」(オンライン)開催
10月30日(土)「第1回グローバルユース防災サミット」開催
2022年2/2(水)立命館大学森ゼミ特別講義における事業プレゼン
2/27(日)「第1回次世代BOSAIフォーラム」開催
3/31(木)プロジェクトクロージング、報告書完成
通年定例会(合計27回、サミットに向けたリハーサル6回)
2022年度
4/2(土)2022キックオフ
5/22(日)天橋立海洋環境学習
5/22(日)~8/31「災害から守りたいもの&私の防災宣言」公募
5/25(水)ドイツ語、ドイツ文化学習開始
6/19(日)防災学習
6/25(土)大阪市水上消防署見学
7/16(土)堺市総合防災センター見学
7/30(土)ドイツ・ハンブルク市消防局とのオンライン交流&学習会                 
8/12(金)津波高潮ステーション、木津川水門見学
9/11(日)ATCグリーンエコプラザに常設展示コーナー開設
9/23(祝・金)北淡震災記念公園 野島断層保存館見学
10/22(土)、23(日)「ぼうさいこくたい2022」出展
10/29(土)「第2回グローバルユース防災サミット」、写真映像展
2023年2/18(土)成果発表会「次世代BOSAIフォーラム」
3/31(金)プロジェクトクロージング、報告書完成
通年ドイツ語、ドイツ文化学習(13回)
定例会(合計27回、サミットに向けたリハーサル5回)
2023年度
4/1(土)2023キックオフ
4/24(月)公益社団法人2025年日本国際博覧会協会堺井局長表敬訪問
6/5(月)「防災NEXTalk」出演(主催:よんなな防災会学生部)
7/1(月)〜  10/31(月)日本・ドイツ・トルコにおける市民の防災意識調査を開始
7/9(日)岡山県倉敷市真備町訪問
7/15(土)実行委員メンバーを海外派遣(ドイツ)、防災博物館、消防署訪問、現地からのレポート
8/5(土)大阪市水上消防署見学
8/18(金)〜20(日)子ども絵画コンクール受賞作品展示発表会における活動紹介(主催:こくみん共済coop)
8/20(日)「ATCエコワールドフェス2023〜未来につながるSDGs〜」出展(主催:アジア太平洋トレードセンター)
8/21(月)津波・高潮ステーション、尻無川水門見学
9/2(日)京都大学防災研究所阿武山観測所見学
9/13(水)〜マウイ島山火事の状況把握及び災害復興活動の調査、募金呼びかけ開始。
9/17(日)、18(月)「ぼうさいこくたい2023」(防災推進国民大会2023)参加(主催:内閣府ほか)
9/20(水)「TEAM EXPO 2025 自然・環境セッション」登壇(主催:アジア太平洋トレードセンター)
10/7(土)防災学習会「トルコ大地震を振り返る」
10/28(土)「第3回グローバルユース防災サミット」開催
「咲洲こどもEXPO」出展(主催:アジア太平洋トレードセンター)
11/5(日)、19(日)「男女共同参画と防災」ワークショップ(主催:大阪市)参加
啓発動画出演
12/18(月)全国防災人口ミートアップ登壇(主催:オンライン市役所防災対策課)
12/21(木)「第3回TEAM EXPO 2025 MEETING」(主催:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会)
2024年1/3(水)能登半島地震発生を受け、ユース世代への支援のあり方を検討、募金活動を開始
1/22(月)、23(火)静岡県浜松市訪問、防災学習
1/29(月)能登半島地震を受け、トルコからお見舞いの言葉とメッセージを拝受
2/1(木)タイ王国総領事館訪問、サミット活動の報告
2/17(土)、18(日)福岡県福岡市訪問、防災学習成果発表会
3/2(土)「次世代BOSAIフォーラム2024」
3/10(日)、26(火)グランフロント大阪及びうめきた再開発エリア見学、防災学習
3/31(日)プロジェクトクロージング、報告書完成
通年JICAトルコ事務所、土日基金との意見交換、打ち合わせ、ハワイ・マウイ島山火事被災状況に関する情報収集(オンライン)、ドイツ・ハンブルク市消防局国際担当との意見交換、打ち合わせ
通年定例会(毎月2回)2023年度合計23回